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【橋下徹研究】第4部 どこまで言って委員会(4)計算してもウソはついてない

【橋下徹研究】第4部 どこまで言って委員会
(4)計算してもウソはついてない

(産経WEBから引用しています。)

■過去の問題発言 計算してもウソはついてない
 今年10月半ば、大阪・淀屋橋の法律事務所。「大阪文化サロン」と
書かれた会議室から聞こえてくるのは橋下徹(39)への批判ばかりだった。
「彼の言動は常識はずれだ」「マスコミが連日彼をヒーローのようにとりあげている」…。
 会の中心は、かつて橋下が所属した樺島法律事務所の所長で「橋下嫌い」を
公言する樺島正法(66)ら。ここに弁護士や労組関係者、大学教授らが
加わり定期的に、橋下府政を糾弾する勉強会を開いている。樺島は「きっかけは
やはり山口県光市の母子殺害事件で橋下が弁護団の懲戒請求を呼びかけたことですよ。
タレント時代とはいえ、弁護士がテレビで視聴者をあおったことは許せない。
この会に集まるのは、ああいう発言をする人物に知事は任せておけないと
思っている人ばかりです」。

 橋下の発言がテレビで飛び出したのは昨年5月。この問題では、逆に橋下が
弁護団から名誉棄損で訴えられ、今年10月、橋下が1審で敗訴したが、
タレント時代の発言が、これほどまで尾を引くとは、当時テレビを見ていた視聴者も
想像できなかったのではないか。その番組こそが、皮肉にも「橋下を知事にまで
押し上げた」ともいわれる読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」だった。

「非常にテレビ的な方でしたね。収録番組なので、だらだら話したところは
編集するんですけど、橋下さんの場合はそのまま使えた。番組の演出意図に
ピタッとはまるな、と最初から思いましたね」。番組チーフプロデューサーの
木谷俊樹(46)がそう話すように、橋下はこの番組の中心的存在だった。

 橋下以外には評論家の宮崎哲弥、三宅久之、田嶋陽子らが出演。
政治や社会問題について議論するが、司会のやしきたかじんの意向で
関東地方では放映しておらず、その分、出演者の本音が出やすいとされる。

 橋下のタレント時代の“問題発言”も多くはこの番組からだったが、
総合司会の読売テレビ解説副委員長、辛坊治郎(52)は「ここまでなら、
というぎりぎりのところは計算していたと思う。ただ、彼の良さは、計算し尽くしていても、
ウソはついていないんですよ。だから最近の発言でも、本当に朝日新聞や
日教組が嫌いなんだと思う」。

 番組では事件や事故の実名報道をめぐり、辛坊と激論を闘わせたこともある。
報道の自由と役割を強調する辛坊に対し、橋下は「名前を出すことにどんな
意味があるのか」「メディアはそんなにえらいのか」と一歩も引かなかった。

 辛坊は「僕は基本的に、橋下さんの発言にはシンパシーを感じる」としながらも
「ただ、メディアに対する考え方は全く違う。人権派弁護士によくいるけど、
彼は言論の自由を『メディアが好き勝手に発言する権利』ととらえている節がある。
知事になって少しは理解してくれていると信じてますけどね」。

光市の弁護団をめぐる発言では実際に8000件以上の懲戒請求が出された。
橋下は当時、こう呼びかけていた。「ぜひ全国の人ね、あの弁護団に対してもし許せないと
思うんなら一斉に懲戒請求をかけてもらいたい」

 番組関係者の一人は「裁判は負けたけど、彼は間違ったことを言ったとは思ってないと
思うんですよ。番組で年配の共演者と議論になったときでも『そうですかね』とは
言っても『分かりました』とは絶対言わなかった。右寄りと思えば、極端に左寄りの
発言もあったけど、自分の言ったことに責任を持っているというか、自分の信条は
頑固に曲げないタイプだった」。

 わずか1年で弁護士として独立を果たし、その特異なキャラクターで“タレント”としても
頂点に上り詰めた橋下。自らに対する「絶対の自信」は、その発言にもつながっているの
だろうか。一方で、個人で責任を負って発言している自分と比べ、新聞やテレビの言論は
会社という組織に守られている。メディアに対する反感の理由もそのあたりにあるの
ではないか。

 1審で敗訴した橋下は「多くの人に迷惑をかけた」と頭を下げたが、
知事としての今後の言動についての影響を問われると、「ないです」と
きっぱり答えた。(敬称略)

  1. 2008/11/02(日) 23:16:35|
  2. 橋下徹研究
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